工務店選びで失敗した、という相談は少なくありません。
ただ実際にお話を聞くと、
その方が悪かったケースはほとんどないと感じています。
なぜなら、契約前には分かりにくいことが多すぎるからです。
この記事では、現場で実際に多い「工務店選びの失敗パターン」を、
建築と不動産の両方に関わってきた立場から正直にお伝えします。
失敗①「安さだけで判断してしまう」
・見積り比較の落とし穴
見積りを並べて比べているのに、
なぜか判断に自信が持てない──
それは珍しいことではありません。
実は、見積り比較には多くの方が気づかない落とし穴があります。
よくある見積り比較の勘違い
- 金額が安い=条件も同じだと思ってしまう
- 「一式」という言葉で内容を深く見ていない
- 含まれていない工事に気づかない
- 仕様やグレードの前提が違うまま比べている
見積りは、
**金額そのものより「前提条件」**が重要です。
同じ「〇〇万円」という数字でも、
- どこまで含まれているのか
- 何が別途になるのか
- 将来追加になりそうな工事はないか
ここが違えば、正しい比較にはなりません。
実際によくあるケース
- 契約後に「これは別途です」と言われた
- 思っていた仕上がりと違った
- 最終的に一番高くついた
こうしたトラブルの多くは、
比較の段階で気づけたことだったりします。
大切なのは「どちらが安いか」ではありません
見積り比較で本当に確認すべきなのは、
この内容で、本当に自分の希望が叶うか
という一点です。
数字だけで判断してしまうと、
あとから「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうことがあります。
「この見積りの比べ方で合っているのかな?」
そう感じた時点で、判断を整理する価値は十分にあります。
・含まれていない工事が後で出る
・契約後に、「これは別途です」と言われ、見積りに含まれていなかった工事が追加になる
失敗②「誰が担当するのかを確認していない」
・営業と現場が別
営業担当と現場担当が別で、打合せ内容や要望が現場に正しく伝わらないことがある
・設計意図が伝わらない
設計意図や細かな配慮が現場に伝わらず、仕上がりに差が出ることがある
・現場判断でブレる
・現場判断に委ねられる部分が多く、仕上がりや対応にブレが出ることがある
建物づくりでは、設計の考え方や優先順位が共有されていないと、
その都度の判断が人によって変わってしまうこともあります。
金田工務店では、計画段階から工事完了までの考え方を一貫して共有し、
現場判断に頼りすぎない進め方を大切にしています。
失敗③「やめた方がいいと言ってくれない」
本当に多いケースです。
多くの場合、
・売る側の事情が優先されてしまう
・「今はやらない方がいい」と言いにくい構造になっているという背景があります。
私たちは、条件によっては
「今回はやめた方がいい」「まだ判断しない方がいい」
とお伝えすることもあります。
ご相談内容によっては、今すぐ工事をしない方が良いとお伝えする場合もあります。
「 判断だけのご相談でも大丈夫です」
図面や敷地条件を見ないと判断できないことも多いため、
まだ検討段階・判断だけのご相談でも構いません。無理に工事を勧めることはありませんので、ご安心ください。
・NOと言えない構造
工事を前提とした相談になりやすく、「やらない」という選択肢が出にくい
私たちは、条件によっては「今回はやめた方がいい」とお伝えすることもあります。
失敗④「土地と建物を別々に考えている」
土地は良さそうだったのに、
いざ建てようとすると無理が出る。
これは、土地探しと建物計画を
別々に進めてしまった場合に起こりがちです。
特に掛川市・袋井市周辺では、
- 高低差のある土地
- 日当たりに制限が出る土地
- 法規制で建て方が限られる土地
こうしたケースが少なくありません。
土地だけ、建物だけで判断せず、
両方を一緒に見る視点がとても重要です。土地はOKでも建物に無理が出ます。
失敗⑤「契約を急かされてしまう」
「今月中ならこの金額です」
「キャンペーンが終わります」
「とりあえず仮契約だけ」
こうした言葉で契約を急かされると、
冷静な判断がしづらくなります。
本当に納得できていれば、
急がされなくても決断できるはずです。
迷いがあるうちは、
一度立ち止まることをおすすめします。
工務店選びで大切なのは、
「良いことを言う会社」ではなく
「判断材料をきちんと出してくれる会社」かどうかです。
まだ工事の話をする段階でなくても大丈夫です
ここまで読んで、
「自分の場合はどうなんだろう?」
と感じた方もいらっしゃると思います。
実際の判断は、図面や敷地条件を見ないと分からないことが多いため、
まだ検討段階・判断だけのご相談でも構いません。
無理に工事を勧めることはありませんので、ご安心ください。
















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